月刊ウマナリ

日常と漫画制作の事

文字や絵の線をトーンにする&カラーをモノクロトーンに変える

 描いた線を網点にするという話ですが。
 ClipStudio(以下クリスタ)の素材屋さんで、描画線が網点や万線などトーンを貼ったように出るブラシもアップされていますが、絵や文字で最初からトーン模様で出るとみづらい時事もあるなと、普通に描いたものにトーンを貼りつけるという普段私がやっているやり方をのっけてみようかなと思います。

 まず、絵や文字を描きます。

f:id:inuit148:20181221111632p:plain

 トーンの種類を変えたい時は、種類ごとにレイヤーを変えるとカンタンです。一枚のレイヤーで描画してしまっても、マスクを使ってなんとかできるので(トーン側にマスクをかける)いいといえばいいですが、最初に分けておく方が作業は簡単です。また、1枚のレイヤーを分けたいという時は、そのレイヤーを分けたいレイヤー数分コピーして、範囲選択をして、各レイヤーで必要ない部分は消すという方法で分ける事が出来ます。最初に「これは分けた方がいいな」「これは1枚でいけるな」ってわかるのが一番ですが、「どうかな」って事が一番多いと思うので、そういう時は分けておいて、「1枚でよかったわ」ってなったらその時結合すればいいですね。私は漫画原稿で、後からの修正がわりと多いので、結構線画を分けています。
 余談でした。
 で、描画した後、レイヤー効果の「レイヤカラー」で、各レイヤーの描画線を白にします。

f:id:inuit148:20181221112248p:plain

 わかりやすいように範囲選択をして点線出してますが、真っ白になりました。
 その後、トーンレイヤーを作ります。

f:id:inuit148:20181221112437p:plain

f:id:inuit148:20181221112546p:plain

 私はアナログからデジタルに移行したクチなので、トーンは線数(L)&濃度(%)を指定するやり方が分かりやすく好きですが、グレーやカラーのレイヤーのレイヤー効果「トーン」を使ってトーン仕上げをする人も多いんじゃないかなと思います。好きなやり方でやっていいと思いますが、今回の作業を後者の方法でやるならレイヤーカラーを変える時に白でなく任意の色に変えてトーン効果をかければいいかもしれません。

 で、文字を描いているレイヤーの上にトーンレイヤーを作り、クリッピングしました。

f:id:inuit148:20181221113128p:plain

 やったね★(やかましい)

f:id:inuit148:20181221113217p:plain

 全部やるとこんな感じ。
 絵の方は、線画のレイヤーカラーを黒にして、トーンレイヤーは「60線20%レイヤーカラー白」で作りました。トーンにしたら画面がイマイチしまらないという時、こういう白トーンをかけるといい感じになる時があります。
 ちなみに、黒の上に白の20%をかけるなら、80%の普通のトーンを貼ればよいではないかって感じですが、50%を超えたトーンは、遠目にみると(表示倍率を下げると)そんなでもないですが、印刷されることを思って拡大して確認すると、結構怖い感じです(どういう感じや)。なので、私は50%を超える(50%までは普通ので大丈夫)時は、黒描画レイヤーの上に白トーンをかける事にしています。アナログの時に白トーンを使ったのと同じ感覚であります。
 どうでもいい話ですが、アナログでのトーン作業、白トーンを使うとカッターナイフの消耗がめっちゃ早かった覚えがありますが、アレは私だけじゃなくみんなそうだったのかな。削ると普通のトーンの倍以上の摩耗率だった気がします。ワイだけか?

 で、カラーをトーンにする話ですが。
 デジタル作業だと、私のやり方はアナログのトーン貼りと手順は変わらない(線数と濃度を設定してトーンレイヤーを作る点が)けど、デジタルならではのやり方、グレースケール或いはカラーでトーン貼る予定の所塗ってからそのレイヤーにトーン効果をかけるという事でとても時短できます。私はトーンについて、線数を考えずにいられないタチなので、このやり方は滅多にしませんが、カラーの扉絵を、モノクロの本の印刷に出す時はトーン効果で一発変換します。

f:id:inuit148:20181221114517p:plain

 このカラーをトーンにすると

f:id:inuit148:20181221114554p:plain

こんな感じ。便利ですな。ほんと便利。
 このままだと、モノクロ原稿としてはメリハリに欠けるので、だいたいカラーをモノクロにするときは(トーンじゃなくグレースケールにする時も)コントラストを強くします。
 いろんなやり方ありますが、この頃はカラーのレイヤーの上に「トーンカーブレイヤー」というのを作って、グラフをいじってコントラストを変えています。このトーンカーブレイヤーというのはとても便利なのでオススメです。スクリーンショットを取るのを忘れたので、使い方のアレのリンクを貼っておきます。→CLIP STUDIO PAINT ユーザーガイド - トーンカーブ【PRO/EX】
 で、コントラストをつけたもの。

f:id:inuit148:20181221115205p:plain

f:id:inuit148:20181221115222p:plain

 よりモノクロ漫画っぽいね、うんうん(一人で納得)。

 そんな感じで、便利なデジタル漫画制作、トーン貼りも本当にラクになりました。最初の「描画したものをトーン模様にする」やつは、写真を使った背景作りにもとても使います。

f:id:inuit148:20181221115608p:plain

 トーンカーブレイヤーで写真のコントラストを調整した後結合して1枚の写真レイヤーにし、それを必要枚数コピーしてからモノクロに変換して白にし、トーンレイヤーを作ってクリッピングという作業です。
 画像は、写真をモノクロに変換したレイヤーをみせています。分かりやすいように色分けしていますが、トーンを貼る時白にします。

f:id:inuit148:20181221115813p:plain

 コンビニの壁の所は、トーンじゃなくて自分で作ったカケアミレイヤーをクリッピングしています。ハッチングのレイヤーをクリッピングするのはとても効果的だと思うので、オススメです。
 余談ですが、私は写真からの線画抽出がとても苦手で、線画は写真を下敷きにして手で描いてます(笑)。定規機能とフリーハンドで、割と早くかけて、私が線画抽出の調整に悪戦苦闘する時間より短いのでいまだに線画抽出を使いこなすことができません(号泣する着ぶくれのデブ(着ぶくれ情報どうでもいいやろ))。

 ま、そんなところで、息抜きの割にちょっと時間をくってしまった今日の記事であります。
 漫画は相変わらず読み切りの4コマを描いています。

f:id:inuit148:20181221120853p:plain

 チビの双子がかわいい……。

 風邪、ひいてませんか(突然の問いかけ)。私はひきかけてはイソジンでしのぐってのをくりかえして、まだ風邪の魔手からは逃れています(いつかつかまりそうだけど)。イソジンは、使ってみて、使いすぎると逆にのどがカラカラしてつらい事もあるので(おそらくウマナリ軍もダメージを受けるのだろう)、ウマナリ軍の助っ人という感じで、敵軍がちょっと優勢に転じたかという時と、朝晩、そして外出から帰宅時にしてます。なんでも過ぎたるは、ですなぁ。前に、お茶でのうがいは最強だときいたこともあるので、風邪っぽい方は試してみてもよいかもしれませんね。

 では、今日はこの辺で。さようなら、また会いましょう☆