月刊ウマナリ

日常と漫画制作の事

猛烈に字を練習したことがある

 私は美しい字を見るのがとても好きです。わざわざ書道展に赴くほどではありませんが(超出不精でなければいっていたかもしれませんが)、見かけると「うおおおおおおお」と思いながら眺めたりしています。
 いいですね……!

 しかし、私は美文字をかけるタイプの人ではなく、特に子供の頃は字が下手で、それを「イヤだなぁ」と思っていました。
 今はひとの手書き文字を見る機会はほとんどない日々ですが、子供の頃は昭和だし学校に行っているし、手書きの文字が周りにあふれていました。
 中学の頃、部活の日誌をみんなで書いていましたが、字のきれいな人のページをながめては「よいな~」と思っていました。憧れでありました。
 そういう人たちの中でも特に「コレがよい」と思った人の文字をまねてかこうとしていた時期もありますが、それではあんまりうまくなりませんでした。
 あきらめたりまた練習を始めたり、美文字への挑戦は、大人になっても断続的に続きました。
 「究極の美文字は明朝体だ!」とふるいたち、薄いグレーで明朝体の文章をプリントアウトしてなぞるという事をした時期もあります。
 色々やったけど、ペン字の学習ノート的なやつで、解説をみながら練習するのが一番効果的なんじゃないかなと、ある時思ったりしました。
 でも、私の文字はあんまり美しくはなりませんでした。マシにはなったので、家族にほめてもらうこともありましたが、自分から見るとなんかこう……文字が貧乏生活にあえいでいるような雰囲気があります(イマイチ伝わらなそうだが)。

 しかし、転機がやってきました。
 5年くらい前だったのかもっと前か……とにかく「究極の美文字は明朝体だ!」から「そうだ、お習字をはじめよう!」に作戦を変更したのです。
 お習字といっても、習いに行くワケではなく(出不精)、本を買ってきて、解説を読み、お手本をみて、一人練習するのです。道具を出したりしまったりが結構大変で(面倒くさがり)、わりと、続きませんでした(やめたんかい)。
 しかしながら、その時にとても重要な事に気付いたのです。

 文字と絵は仲間だ。

 このことでありました。
 字を書く時、私が一番気をつけねばならない事はバランスであるという事に気付いたのです。
 書道家とか、めちゃめちゃ字のきれいな人はその他にも色々考える事もありましょうが、とにかく私はバランスに気を付ける様に頑張りました。
 そうしたら、私の字から貧乏くささが多少ぬけました。

 何にでもコツってものはあるだろうし、それも一通りじゃなくて、その人その人にあったコツがあるのだろうなと思いました。

 で、私が美文字を書けるようになったのかというと、それは……まぁ、まだまだ美文字への道を歩み始めた的なアレだということで。

 にしても、本当に、字をきれいにかくのは難しいですね。郵便物のあて名書きとかすると、実力?の半分も出せずに貧乏くさい宛名書きの郵便物にしあがってしまい、ちょっとガッカリしてしまいます。
 手紙でも葉書でも、いつも美しい字を書く人はやっぱりすごいなーと思います。